エンシェント レイクス

Ancient Lakes AVA

エンシェント・レイクスAVAは、北部に位置し白ワイン品種を主に栽培しています。

主要な２つの特徴
   ・ワシントン州で数少ない赤ワインよりも白ワインが多く栽培されているAVAの1つ。
・北部に位置し、標高が高い事が、出来上がったワインに影響を与えている。

 

位置：ワシントン州中部
認定：2012年
総面積：65,815ha (162,762 acre)
ブドウ栽培面積：648.79ha(1,604 acre)
主要品種：リースリング
土壌： 細かい砂とシルト、砂質ローム
平均年間降水量：約15.24cm  (6 in.)

 

コロンビア・ヴァレーAVAのエンシェント・レイクスAVAは、北部に位置し白ワイン品種を主に栽培しています。

ワシントン州の中央部に位置し、広大なコロンビア・ヴァレーAVAに含まれ、この地域に点在する35の湖にちなんで名付けられた、ワシントン州でも北に位置するアペラシオンのひとつです。

コロンビア・ヴァレーAVA全体と比較して、多くのブドウ畑は、他よりやや高い標高にあります。そのため、熱の蓄積、つまり気温の上昇が遅く始まり、また気温も早く下がります。また、この地区の立地は、大きな日較差（1日の最高気温と最低気温の差）を生み出し、これが酸度の保持に役立ちます。

エンシェント・レイクスは、ワシントン州で数少ない白ワイン品種、特にリースリングが主流なアペラシオンの一つです。しかし、この地域には20種類以上のヴィニフェラ品種が植えられています。

ワシントン州東部のほとんどのワイン産地と同様に、この地域の土壌はミズーラ洪水の堆積物によって形成されました。土壌は地域によって大きく異なりますが、細砂、シルト、砂質ロームが大半を占めています。エバーグリーン・ヴィンヤードなどのいくつかの産地では、炭酸カルシウムを多く含むカリーチェの堆積物が多く見られます。

エンシェント・レイクスの大部分は、東側の境界に向かって4%以下の緩やかな傾斜があります。西側の境界を形成するコロンビア川は、近隣の産地に影響を及ぼす可能性のある、早霜や晩霜から多くの地域を守っています。