オレゴン初のアメリカンワイン・レジェンドに選ばれました

23
10月
2025年
Thursday
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Wine Enthusiast誌にてKing Estateの創設者Ed Kingがオレゴン初のアメリカンワイン・レジェンドに選ばれました

 

アメリカワイン界のレジェンド エド・キング

ーピノ・グリをオレゴンの看板ワインにした人物

https://www.wineenthusiast.com/culture/industry-news/wine-star-awards/american-wine-legend-2025/

キング・エステート・ワイナリーの成功は、”持続可能な土地管理” ”家族” ”伝統”に支えられてきました。34年間にわたりこれらの信念を貫いたことで、エド・キングはオレゴンのピノ・グリを看板ワインへと変貌させたのです。

「レジェンド」と呼ばれることについて、キング・エステートの共同創業者兼共同CEOである彼は、謙虚にこう語ります。「個人の功績ではありません。全てはチームワークによるものなのです。」

「この物語における伝説的な部分は、ピノ・グリをアメリカで確立されたワインカテゴリーとするために要した忍耐です。」とキングは語ります。 「全米の流通網や取引先に届けられるだけの量を造り、全国規模のビジネスを築こうとしていた人は誰もいませんでした。私たちはそれを実現し、多くの道を切り開きましたが、本当に骨の折れる仕事でした。」 

その重労働をいくらか楽にしたのは、キング・エステートのピノ・グリが料理に合うスタイルだったことだと言います。「オーク樽を使わず、ステンレスタンク発酵によるユーザーフレンドリーなピノ・グリを目指し、今もそれを提唱し続けています。アルザス風のピノ・グリを想像してください。」

キング・エステートのウィラメット・ヴァレー・ピノ・グリは手頃な価格帯であり、最近ではワイン・エンスージアストの「ベストバイ100」リストで第6位にランクインして注目を集めました。

エドと父エド・キング・ジュニアは1991年にキング・エステートを設立しました。その起源はミズーリ州カンザスシティに遡ります。航空電子工学業界のパイオニアである父キング・ジュニアは1959年にキング・ラジオ社を創業。エドは夏休みに父の会社で組立ライン作業など様々な仕事をしていました。そこで彼は「優れた製品を優れた価格で一貫して提供することで顧客を獲得する。」ことを学んだと語っています。「お客様に選ばれるのは当然のことではないのです。」

1980年代半ばに父がキング・ラジオを売却したとき、彼の引退後の計画は息子のワイナリー建設をサポートすることでした。彼らが選んだ243ha(600エーカー)の土地は、ウィラメット・ヴァレー南部のユージーン近郊にある干し草農場でした。馬が放牧され、砂埃の舞う砂利道が走るその土地は、キングにとって故郷カンザスを思い起こさせたと言います。

キング・エステートの所有地は約418ha(1,033エーカー)に及び、そのうち約186ha(460エーカー)で主にピノ・グリとピノ・ノワールを栽培しています。 長年の有機認証を経て、2016年にキング・エステートは北米最大のデメター米国認証バイオダイナミック畑と認められました。 自社畑のブドウと約12の他の畑から調達したブドウを合わせると、2025年には年間約25万ケースの生産が可能となります。

キングがキング・ラジオ時代にもう一つ、教訓を学びました。「私たちは地域社会を含む全ての人々のために、より良いものをつくり、向上させるためにここにいる。人生をかけてそれ以外のものを築く意味などあるでしょうか?」
キングは慈善活動を通じて地域社会にも貢献してきました。具体的には、地域最大の病院に心臓ケアセンターを設立したことや、ユージーンにある大学進学準備校オークヒルスクールの創設などが挙げられます。

 

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イベントの日程・開催時間
  • 2025年10月23日