ソーコル ブロッサー エステート ドライ ピノ グリ 2021

ティスティング・ノート

ジャスミンとレモンの皮の香りが輝き、桃の輪切りと黄色いリンゴがそれを引き立てて います。口に含むと、ジャスミンが引き続き支配的で、ネクタリンとライムの皮が加わります。このワインは、クラシックなエビのスカンピ、夏らしい桃とブッラータのサラダ、ピリッとしたアイオリを添えたホームフライとよく合います。

ヴィンテージノート

2021年は2015年以降で2番目に暖かい生育期でした。また、辞書に「ヒート・ドーム」という新語を追加することができました。6月下旬に3日連続で37.7度以上の気温を記録し、ウィラメット・バレーの暑さ記録を更新しました。芽吹きは例年通り4月中旬に始まり、3月、4月、5月と、128年の記録の中で最も乾燥した時期でした。開花は6月上旬から中旬に予定通りで、6月下旬に「ヒート・ドーム」がやってきましたが、すべての場所で開花が終わり、土壌に水分が残っていたため、この3日間の地獄のような気温の中で、 ブドウは驚くほど大きく成長しました。7月と8月は非常に暑く乾燥した気候でしたが、9 月は幸いにも穏やかな天候で始まり、何度か雨が降ったおかげでブドウを十分に成熟させることができました。暑くて乾燥した夏のおかげで、果実自体は非常にクリーンで、 素晴らしい発酵を実現することができました。母なる自然は、私たちの50周年に感謝すべきものを与えてくれたのです。

醸造

9月14日から26日にかけて、イオラ・アミティとダンディー・ヒルズにある私たちの自社畑で丁寧に収穫されたブドウを使用しています。ピノ・グリは一部を機械で収穫し、 プレスする前に畑で除梗し、残りは手摘みし、皮からの苦味の抽出を最小限にするために優しく全房プレスしました。発酵は多様な酵母を用い、ステンレスタンクで15-20日かけて行われました。熟成はステンレスタンクで3ヶ月間、細かい澱と接触したまま行い、 熟成中に何度も攪拌したことで味わい深いものになりました。酸を重視したピノ・グリ と、糖度が高く果実の重みがあるピノ・グリを選別することで、重量感と立体感のあるワインに仕上がっています。

ワイナリー情報

ソーコル・ブロッサーが最初にブドウ樹を植えた1971年はオレゴン州ではまだワイン産業はほとんど存在していない状態でした。今日ではワイナリーの数は900を越え、ブドウ畑も15,998ヘクタールに増えて世界中どこでもオレゴンワインを楽しむことができるようになりました。ソーコル・ブロッサーはオレゴン州でワインづくりが始まって以来、環境に優しいブドウ栽培とビジネスに於いて指導者的役割を担ってきた家族経営のワイナリーです。ソーコル・ブロッサーは環境と健康に配慮し、丘の中腹にある自社畑の特色ある風味を表現したワールド・クラスのワインづくりに全力を注いでいます。このワールド・クラスの品質へのこだわりと環境重視がソーコル・ブロッサーのコア・バリューとなっており、オーガニック農業を行うだけではなく環境にも働く人にも優しいワインづくりを行っています。この取り組みはワイナリー創業時から取り組んでおり2005年秋には名誉ある米国農務省の正式なオーガニック証明書を受けました。

NEW‼　Wine Business.com：

Hot Brands 2020にSokol Blosser, Evolution Pinot Noirが選ばれました。記事PDFはこちら