1972年設立のチョークヒルはソノマカウンティのロシアンリヴァー・ヴァレー内のチョークヒルAVAで唯一の100%エステート・ワイナリーです。ワイナリーを囲む自社畑はユニークな地形、気候そして地質的にも非常に多様性に富んでいます。ここは冷涼なロシアン・リヴァーと温暖なアレクサンダー・ヴァレーの間に位置し、両方の利点を生かすのに最適ですのでワールドクラスのブルゴーニュとボルドー品種を赤白両方の栽培が可能です。表土の下にはチョーク色の火山灰の層があり、これがチョークヒルAVAの名前の由来となっています。またチョークヒルは、カリフォルニアで最大かつ最長のシャルドネのクローン試験を実施しています。最高の立地とクローン栽培の組み合わせを探求するだけでなく、ワインにさらなるニュアンスと複雑さを求めて、さまざまなクローンセレクションを試しているのです。この品質への飽くなき探求心がチョーク ヒル エステートのあらゆるブドウ栽培とワイン醸造の判断基準となっています。ワインメーカーのコートニー・フォーリーは各々のボトルがしっかりと畑のエッセンスを表現するワインづくりをしています。
商品一覧
明るく活発でバランスが良く、親しみやすいワインです。洋ナシ、焼きリンゴ、トーストしたアーモンドの美しい香りが、口中に大きく広がる質感とクリーミーな味わいにつながっています。冷涼な気候の影響を受けたこのシャルドネは、品種の力強さ、バランスのとれた酸、ミネラルのニュアンスが焼きリンゴとバニラのリッチでたっぷりとしたフレーバーを引き立てています。
2020年ヴィンテージは、春に少し雨が降っただけの乾燥した生育期間でしたが、良好な結実と房の発育となり、収穫時には完璧に熟した美しい状態でワイナリーに運ばれました。2020年は、レモンクリーム、グレープフルーツ、白い花のアロマが真っ先にあふれ、クリーンでさわやかな味わい、フィニッシュまでマンゴーやメロンがジューシーに誘います。
ワイナリー設立以来、チョーク・ヒルはソノマ・カウンティ北東部の丘陵地にある自社畑から職人的なワインを生産しています。私達は40年に渡り、エステートワインが鮮やかなアロマ、力強いフレーバー、素晴らしい個性、そしてこの地域の特徴を表現できるように、様々な方法でこの複雑なテロワールを研究して学んできました。ワイナリーを囲む 120ヘクタール以上のブドウ畑は、常に私たちのアイデンティティの礎となるものですが、2011年ヴィンテージから、私たちはより広い地域のブドウを使用するソノマ・コー スト・ピノ・ノワールの生産を始めました。このヴィンテージはソノマコーストの最高の畑のブドウを使用し造っています。
このワインは私たちの自社畑らしい生き生きとしながら複雑味を持つクラシックなブドウの特徴をしっかりと捉えています。私たちは上質なシャルドネを作ることに専念しており、丁寧にどんな細かい事も見落とさないようにしています。畑では、各ブロックに合った理想的なクローン植え付け、最適な熟度とバランスのために収量を管理、何よりもスタッフの献身的な仕事が成功の鍵となっています。
シャルドネはワインメーカーの腕が活きるブドウであり、野生酵母による発酵、厳選されたフレンチオークの樽での熟成、頻繁な澱の攪拌によって、ワインメーカー自身のスタイルが表れます。手間のかかるワインですが、その労力と注意に見合うだけの価値が得られることは間違いありません。
チョーク・ヒル・エステートは、重要なマイクロ・クライメイト(微気候)、太陽への向き、土壌の大要を網羅しています。だからこそ幸運なことに、香り高いソーヴィニヨン・ブランから力強いシラーまで、あらゆるワインを造ることができるのです。この理想的な状況の最も素晴らしい恩恵を受けているのがエステート・レッドです。これは自社畑で造られた赤ワインのベストブレンドです。それぞれの品種は、ブドウ畑特徴に完璧にマッチしています。また、畑の収穫量や果実の品質は、春の開花・結実時や収穫時の天候に大きく左右されるため、ブレンドの内容は年によって異なります。2017年は、カベルネ・ソーヴィニヨン、マルベック、プティ・ヴェルドをブレンドしたユニークなワインです。
このワインはブラックベリー、アニス、タバコの葉、ダークチョコレートの大胆で力強い香りから始まります。味わいには、バニラ、スパイス、ダークフルーツのニュアンスがあり、リッチで風味豊かです。しっかりとしたタンニンは、バランスのとれた酸味によって丸みを帯び、長く滑らかなフィニッシュへと導きます。若いうちから魅力的なワインですが、今後15年間は美しく熟成していくでしょう。