オレゴン州のワイナリー
ピノ・ファミリーの栽培に最適な「テロワール」に恵まれたオレゴンのワインは、短期間にして国際的な評価を勝ち得た。開拓者精神を持ち続けるブドウ栽培家や醸造家はテロワールに感謝しつつ彼ら独自のニュアンスをワインに与えている。
この地の気候はワイン産地としては冷涼で、リージョン・システムによる分類では大半がブルゴーニュやアルザスと同じリージョンに相当する。ブドウ畑は、日当たりのよいなだらかな傾斜地に開かれ、初夏から秋にかけてほとんど降雨のない理想的な天候の下、ブドウはゆっくり熟し収穫の時を迎える。
オレゴンワインの歴史は、「ピノ・パパ」と呼ばれるデヴィット・レッツがダンディの丘にピノ・ノワールを植えた1966年に始まる。40年を経ずしてオレゴンのワイン用品種ブドウ栽培面積は13,400haへ急増、ワイン生産量は100万ケース(1ケース9L計算)を越え、今も増え続けている。ワイナリーの数は1990年には約60社、2003年には250社を超えた。オレゴンは、アメリカの州別では第4位のワイン生産州となったが、上位3州に比較するとオレゴンの生産規模は小さく、生産量5000ケース以下の小規模ワイナリーが大半を占めている。まさにオレゴンのワインは手造りのワインであり、ブドウ畑やワイナリーで働く人々のブドウへの奉仕精神がテロワールと一体となり造りだされてゆく。それがオレゴン・ワインである。

ジェイ クリストファー
J. クリストファーは、ドイツのドクター・ローゼンで国際的に高い評価を得ているワインメーカー、エルンスト・" アーニ" ・ローゼンによって運営されています。アーニは生涯を通じてピノ・ノワールに情熱を注ぎ、1990年代初頭、ここオレゴンのウィラメット・ヴァレーに何か特別なものがあることに気付きました。彼は、オレゴンのピノ・ノワールの熱心なコレクターとなり、頻繁にオレゴンを訪れ、2 ...
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ケン ライト セラーズ
ケン・ライトは2015年にオレゴンで初めてワインスペクテーターの表紙に取り上げられ、オレゴン・ピノノワール業界におけるその功績と地元での慈善活動が9ページにわたり紹介されました。シングルヴィンヤード・ワインを得意とし、40年にわたり世界中で彼のワインは称賛され続けています。ピノ・ノワールという品種は私たちの知るどの食べ物とも飲み物とも異なり、私たちと「畑・大地」を結びつける素晴らしい力を持っていま ...
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ソーコル ブロッサー
ソーコル・ブロッサーが最初にブドウ樹を植えた1971年はオレゴン州ではまだワイン産業はほとんど存在していない状態でした。今日ではワイナリーの数は900を越え、ブドウ畑も15,998ヘクタールに増えて世界中どこでもオレゴンワインを楽しむことができるようになりました。ソーコル・ブロッサーはオレゴン州でワインづくりが始まって以来、環境に優しいブドウ栽培とビジネスに於いて指導者的役割を担ってきた家族経営の ...
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