この地の気候はワイン産地としては冷涼で、リージョン・シスムによる分類では大半がブルゴーニュやアルザスと同じリージョンに相当する。ブドウ畑は、日当たりのよいなだらかな傾斜地に開かれ、初夏から秋にかけてほとんど降雨のない理想的な天候の下、ブドウはゆっくり熟し収穫の時を迎える。
オレゴンワインの歴史は、「ピノ・パパ」と呼ばれるデヴィット・レッツがダンディの丘にピノ・ノワールを植えた1996年に始まる。40年を経ずしてオレゴンのワイン用品種ブドウ栽培面積は13,400haへ急増、ワイン生産量は100万ケース(1ケース9L計算)を越え、今も増え続けている。ワイナリーの数は1990年には約60社、2003年には250社を超えた。オレゴンは、アメリカの州別では第4位のワイン生産州となったが、上位3州に比較するとオレゴンの生産規模は小さく、生産量5000ケース以下の小規模ワイナリーが大半を占めている。まさにオレゴンのワインは手造りのワインであり、ブドウ畑やワイナリーで働く人々のブドウへの奉仕精神がテロワールと一体となり造りだされてゆく。それがオレゴン・ワインである。
アメリカ葡萄栽培地域 (AVA)
オレゴン州のワイン産地はフランスのボルドーやブルゴーニュの偉大なワイン産地とほぼ同じ緯度(北緯45°)に位置し、アペラシオンとして知られている政府公認の11つのアメリカ葡萄栽培地域(AVA)、そのうち3つはワシントン州にまたがっている、があります。